CEFRテストを受けるメリット（TOEFL・TOEICとの違い）

なぜ今「CEFRテスト」なのか？TOEIC・TOEFLとの違いと受験のメリットは？

語学レベルを測るテストといえば、真っ先に「TOEIC」や「TOEFL」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか？
でも最近、「CEFR（セファール）」という評価指標を耳にする機会が増えていませんか？

「CEFRって何？」「TOEICより優れてるの？」と疑問に思う方に向けて、この記事ではCEFRテストを受験するメリットを、TOEICやTOEFLと比較しながらわかりやすく解説していきます。

CEFRとは何か？

CEFR（Common European Framework of Reference for Languages）は、欧州評議会が策定した語学力の国際標準指標です。
語学力をA1（初級）〜C2（上級）までの6段階で評価し、言語が異なっても同じ基準で比較できるという特徴があります。

CEFRテストを受ける5つのメリット（TOEIC・TOEFLとの比較）

1. 世界共通の「語学評価スケール」で通じる

TOEICやTOEFLは、それぞれ独自の点数スケール。たとえば、「TOEIC 850点です」と言っても、国や組織によってその評価はバラバラ。

でも、CEFRは国際的に共通理解があるスケールなので、「B2レベル」と言えばどの国でも「実務に対応できるレベル」として理解されます。

CEFRは“語学の共通通貨”のような存在です。

2. 実生活や仕事での「使える力」を可視化できる

CEFRでは各レベルに「Can-Doステートメント（できること一覧）」が定義されています。

たとえば、B1なら：

日常会話で問題なく意思疎通できる
簡単な意見交換ができる
旅行中のトラブルに対処できる

TOEICやTOEFLのように「点数」で測るのではなく、実際の行動や運用力で評価するのがCEFRの特徴です。

3. 多言語に対応している

TOEIC・TOEFLは英語に限定されていますが、CEFRは英語だけでなく、フランス語・ドイツ語・スペイン語・日本語など幅広い言語に対応しています。

つまり、「英語＋フランス語」や「英語＋中国語」といったマルチリンガルを目指す人にも最適！

4. 4技能をバランス良く評価できる

TOEICは基本的にリーディング＆リスニング中心。
一方、CEFRテストは読解・文法・聞き取り・語彙の4技能を評価対象とするテストが多く、より実践的な言語力を測ることができます。

CEFR by ALTISSIA では、その読解・文法・聞き取り・語彙の4技能を評価する語学レベルテストを定期的に実施しています。

5. 学習の指針が明確になる

CEFRは各レベルごとに「何ができるか」が定義されているため、自分の現在地と目標地点がはっきり見えるのが特徴。

「なんとなく英語を勉強してる…」から
「今はB1。次はB2に向けて◯◯を強化しよう！」
というように、学習が戦略的になるのです。

比較表で見る：CEFR vs TOEIC/TOEFL

観点	TOEIC / TOEFL	CEFR
評価方法	点数ベース	行動ベース（Can-Do）
対応言語	英語のみ	多言語対応
汎用性	国・機関により差	世界共通
実用性	試験特化型	実務・日常に強い
4技能評価	部分的	総合的（4技能）
学習指針	やや不明瞭	明確なステップあり

スコア競争より“実力証明”をしたいならCEFR

TOEICやTOEFLはもちろん有益な試験です。ただ、「語学を使って働く・生きる」ことをゴールにするなら、CEFRはそれに直結した最適な選択肢です。

海外勤務を目指す方
留学を考えている方
多言語を武器にしたい方
語学学習のモチベーションが続かない方

こういった方にこそ、CEFRレベルテストを強くおすすめします。

どこでCEFRを受けられるの？

CEFRの試験が受けられるところは、日本国内ではまだそんなに多くありません。
CEFR by ALTISSIA では、読解・文法・聞き取り・語彙の4技能を評価する語学レベルテストを定期的に実施しています。英語はもちろん、フランス語やドイツ語、スペイン語やハンガリー語など、全29言語で受験が可能！評価は４技能ごとにそれぞれ、そして総合評価もされるため、学習プランの明確な目標ができます。