語学レベルアップに必要な時間は?

次のレベルに到達するまでに必要な学習時間
「A2からB1に上がるのにどれくらい時間がかかるの?」
「オンラインと対面では、学習スピードに差があるの?」
語学学習者や教育関係者であれば、一度は気になるテーマですよね。本記事では、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)に基づく各レベル到達までの目安時間と、学習スタイルごとの違いを解説していきます。
目次
レベルアップに必要な学習時間の目安
フランス教育国際センター(CIEP)による推定値によると、CEFR各レベルに到達するために必要なおおよその時間は以下のとおりです:
| レベル | 必要学習時間(目安) | 累積学習時間 |
|---|---|---|
| A1 | 約100〜120時間 | 100〜120時間 |
| A2 | 約180〜200時間 | 180〜200時間 |
| B1 | 約350〜400時間 | 350〜400時間 |
| B2 | 約500〜600時間 | 500〜600時間 |
| C1 | 約700〜800時間 | 700〜800時間 |
| C2 | 約1000〜1200時間 | 1000〜1200時間 |
一方、ケンブリッジ英語検定が提示しているガイドラインでは、例えば B2(First Certificate in English) に必要な学習時間は約500〜600時間とされており、おおむね一致しています。
オンライン vs 対面学習:かかる時間はどう違う?
資料によると、オンライン学習は対面に比べて1/4〜1/1程度の時間で学習可能だとされています。理由は以下の通りです:
- オンライン学習:必要な情報を効率的に提供 → 時間短縮。ただし「口頭練習」が不足しがちで、画面越しの孤独感による離脱リスクも。
- 対面学習:特に「口頭表現」「双方向のやりとり」には効果的。ただし全体の学習時間は長め。
したがって、どちらか一方に偏るのではなく、ブレンディッド・ラーニング(ハイブリッド学習)が推奨されています。例えば、ある南米の学習プログラムでは、オンライン60%+対面40%の割合で設計されていました。
学習効果を最大化するポイント
レベル到達時間は一律に決められるものではなく、以下の要素で大きく変動します:
- 学習者の年齢・母語・学習経験
- モチベーションと継続力
- 学習目的(会話重視か、資格試験対策か)
- 指導者のスタイル、ICT活用スキル
- 学習環境(アクセスできる教材・テクノロジー)
つまり「200時間やれば必ずB1になれる!」というものではなく、学習の質と環境設計が肝心なのです。
まとめ
- CEFRの各レベルには目安となる学習時間が存在する(例:B1到達=約350〜400時間)。
- オンラインは効率的だが、アウトプット練習に限界がある。
- 対面は時間がかかるが、発話や双方向性に強み。
- 最適解は「ブレンディッド・ラーニング」。学習者に合わせて配分を調整することが重要。
語学学習における「時間の目安」はあくまで参考値。自分に合った学習スタイルを見つけ、継続して取り組むことが、レベルアップへの一番の近道です。


